恋の門 ★★☆☆☆ 

監督:松尾スズキ

主演:松田龍平、酒井若菜

タイトル: 恋の門 スペシャル・エディション (初回限定版)

ストーリー

で漫画を描き“漫画芸術家”を自称するモテない貧乏青年、

蒼木門(松田龍平)

彼は、ひょんなことからOLの証恋乃(酒井若菜)と知り合い、

その夜一緒に彼女のマンションへと向かう。


しかし、恋乃の正体は狂信的なコスプレイヤー

恋乃は、門を自分が扮する格ゲー・キャラクターの

相手役に仕立てようとしていた。

しかも、コミケではかなりの人気を誇る同人誌漫画家だった。

同じ漫画家でありながらあまりに対照的な恋乃にショックを受け逃げ帰る門。


そんな門を恋乃は

『お互いをもっと知るきっかけに…』

と、アニメソング界の人気者、阿部セイキの「ファンの集い一泊ツアー」に誘う。

ツアーの費用を工面するため、門は元売れっ子漫画家の毬藻田(松尾スズキ)

が経営する漫画バーでバイトを始めるのだったが…。


レビュー

劇団「大人計画」を率い、最近ではエッセイや小説も発表し、

高い評価を得ている鬼才・松尾スズキの初の長編映画監督作品です。


漫画、アニメ、コスプレ、ゲームetc…

ありとあらゆるサブカルチャーが入り乱れ、目まぐるしく場面が展開していきます。

僕にとっては馴染みの薄い、いわゆる〝オタク文化〟だけに、

ストーリーの散散さが、かえって心地いいという感じでした。

いやぁ、日本の中にはこんなディープな世界があるんですね。

理解とか共感には至りませんが、感心しました。


主演の二人も、キャラクターが立っていて見所あり。

松田龍平って映画「御法度」の時は、

美形・妖艶みたいな雰囲気だけがウリでしたけど、変わったなぁと思いました。

お父さんとは違った雰囲気の俳優さんに育っていくんでしょうね。


酒井若菜と松尾スズキが絡んでいるシーンを見ると、

TBSドラマ「マンハッタンラブストーリー」を思い出します。

結構好きなドラマでした。(ベタなギャグとかね)


この「恋の門」は分類するとしたら、B級サブカル系コメディでしょうか…。

(そんな分類ってあるのかな?繋げただけだけど…)

ストーリーとか、テーマとか一切気にせずに観るのをオススメします。

星は2つ


恋の門 公式ホームページ